デジタルカメラとは、レンズから取り込んだ光をCCDとかCMOSとかに照射して、 それを画像データとして記録してしまう物です。
そのCCDやCMOSは、本来赤外線に対しても感度があるため、 そのままカメラに内蔵して使ってしまっては赤外線が写ってしまうのです。 だから、赤外線をカットするような構造になっています。
なぜ赤外線をカットするのかというと、 それは盗撮を防止するため、ではありません。 赤外線が写ると、写真がおかしくなるのです。 なぜって、人間の目には見えていないものが写真には写っているのですから、 おかしいと思いますよね? 心霊写真的な、あるはずのない物が写るというわけではなく、 単純に色がおかしくなるだけです。
人間の目で見た光景と、同じような写真が撮れるカメラを作るために、 赤外線をカットしているわけです。
カメラには赤外線をカットするためのフィルタが入っています。 赤外線カットフィルタというわかりやすい名前で呼ばれることは少なく、 大抵の場合「ローパスフィルタ」と呼ばれます。
そのローパスフィルタを外してしまえば、デジタルカメラでも赤外線が写るようになります。
機械式シャッターを備えたカメラの場合、 ローパスフィルタは大抵CCDまたはCMOSとシャッターの間に入っています。
機械式シャッターを備えていないカメラの場合は、 大抵レンズとCCDまたはCMOSの間に入っています。
カメラを分解して、フィルターを外し、 二度組み立てるだけで赤外線が写るようになります。
単純にローパスフィルタを外しただけでは、 可視光線と赤外線の両方が写るようになってしまいます。 もしも、赤外線だけを写したいと考えるなら、 もう一工夫必要です。
可視光をカットするフィルターを装着すると、 赤外線しか写らなくなります。 赤外線カメラと呼ぶにふさわしいものです。
一眼レフカメラの場合、Kenkoから発売されているフィルターを使用することができます。 Kenko PRO1D R72というものです。 740nm以下の波長の光をカットしてくれるものです。
富士フィルムの光吸収・赤外透過フィルターであれば、カメラを選ばずに使用できます。 カメラの内部にはめこんでしまえば、普通のカメラと外見上区別がつかなくなります。 760nm以下の波長をカットしてくれるものから、 960nm以下の波長をカットしてくれるものまで、 11種類あります。 ちなみに、安いです。
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